こた通信!

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雑記ブログっていうのは、たのしいなぁ!

【短編集】小説『X’mas stories 一年でいちばん奇跡が起きる日』(新潮文庫 2016)読んでみた!

読書

 

【2016/12/14更新】

 

 

ってことで 買ってきました! 

 

短編集ってあんまり読まないので新鮮です!

 

まだ読み途中ですが、読んだ感想をまとめていきます!!(随時更新!)

 

(ネタバレあります)

 

 

 

もくじ

 

 

 

「逆算」朝井リョウ

「君に伝えたくて」あさのあつこ

 

 

あさのあつこさんの作品といえばやはり『バッテリー』シリーズでしょう。

 

なので青少年の青春系と言いますか、爽やかな物語を綴られているのかなと思いましたが、ところがどっこい!!!!

 

まぁ確かに青少年の物語ではあるのだけれど、ベッドシーンの描写であったり、心の内の苦しみだったり大人のずるさだったりと、

 

いい意味で裏切られました。

 

あさのさんってこんな物語も書くんだなー!って。

 

非常におもしろかったです。

 

 

小説を読み進めていって思いも寄らない急展開が待っていると「ひゃっ」となります。

 

それは何かみぞおちのあたりが苦しくなるような、背中が冷めていくような、そんな感じ。

 

せつないなー、せつない。この作品は寧々(主人公)がほんとにせつない。

 

読み終わった後に「きみに伝えたくて」ってタイトルを読むとほんとにせつない。

 

 

あさの作品、ものすごく引き込まれました。

 

おすすめです。

 

 

※なお、僕はあさのあつこ作品推しですが、朝井リョウ作品が良かったって人ももちろんいますので悪しからず!

 

 

 

 

「一人では無理がある」伊坂幸太郎

 

 

 

43ページくらいの物語なんだけど、これは読んでて7ページ目から「????」ってなります(笑)

 

でもその最初の7ページでもうヒヤヒヤハラハラ

 

そういう表現力はやっぱり流石だなぁと思います。

 

で、ラスト5ページで最初の布石を回収!

 

 

物語全体としては個人的には少し物足りなかったかな?

 

伊坂幸太郎作品は『アヒルと鴨のコインロッカー』しか読んだことなかったので(それもずいぶん前のこと)、またいろいろ読んでみたいです。

 

機会があれば、ね。

 

 

そのほかの作品

 

これから読みますがそのほかに収録されている作品です。

 

  • 「柊と太陽」恩田陸
  • 「子の心、サンタ知らず」白河三兎
  • 「荒野の果てに」三浦しをん

 

『夜のピクニック』の恩田さんも楽しみですが、

 

『舟を編む』『まほろ駅前多田便利軒』『風が強く吹いている』の三浦しをんさんが特に楽しみです。

 

『舟を編む』の映画も非常に良かったので!

 

kotaro-nobuta.hatenadiary.jp

 

 

白河三兎さんという作家さんは今回初めて知りました!

 

この後も読み進めていくのが楽しみです!

 

読んだら追記していきます!

 

おわり! 

 

 

 

 

追記

 

「柊と太陽」恩田陸

 

『夜のピクニック』の恩田さんの作品!

 

不思議な世界観の会話劇でしたwww

 

日本が舞台なんだけど、これは近未来なのか?? そのへんの「よく分からない具合」が実にファンタジーでしたwww

 

サンタ? きよしこのよる? メリークリスマス?

 

耳慣れたクリスマスワードが随分とアレンジされて登場しますw

 

こんな小説もありなんですね!w

 

(僕的にはイマイチでしたが、新たな発見でした!)

 

 

 

「子の心、サンタ知らず」白川三兎

 

粋な作品でした。

 

リサイクルショップでバイトする司法浪人の太志とシングルマザーで店長の伊代子さん、その息子(小学生)の匡(たすく)で織りなす物語。

 

この匡がほんとに減らず口で、実際にいたらイライラしちゃいそうなんだけど(笑)、

 

でも最後はいい仕事をするんですよね。

 

シングルマザーとしての切なさみたいなのもあります。

 

あ、クリスマスがちゃんと舞台になってますからねw

 

太志が出張サンタってことで頑張りますからね、子供らに夢を与えるために。

 

読後感ほっこりです。

 

 

 

 

「荒野の果てに」三浦しをん

 

泣きそうになりました。

 

江戸時代の武士・卯之助と農民(?)・弥五郎が現代のクリスマスイブにタイムスリップしてきてしまう話です。

 

読み始めた時は「これはまた随分と突拍子も無い設定だな」と思って読むのですが。

 

ネタバレすると、

 

この弥五郎がキリシタンなんですよね。

 

で、武士の卯之助が取り締まらないといけないんだけど、二人は幼馴染なんですよね。

 

江戸時代のキリシタンへの取り締まりについて描写があるんだけど、これがもう残忍というか残虐というか。

 

尋問でもなく、拷問でもなく、虐殺であると書いています。

 

それを本当はしたくない卯之助。

 

現代の日本がこんなにも自由にクリスマスをお祝いし、無宗教であることも自由だというのが幸せなことなんだなと再確認させられました。

 

この辺を描いていくのに三浦しをんさんも相当調べて書いているんじゃないかなって思います。

 

また、理恵(現代で出会う女の子)と卯之助・弥五郎との絡み合いも面白いし、そのやんややんや感を第三者的な目線で物語を進めていく筆者もまた面白いですwww

 

 

 

 

まとめ

 

全部読みきった上で僕のオススメは

 

きみに伝えたくて(あさのあつこ)

荒野の果てに(三浦しをん)

 

次点で 子の心、サンタ知らず(白河三兎)

 

です!!

 

この2作品(3作品)を読むためだけに本書を手に取っても良いとさえ思います!

 

もちろん他の作品も楽しめると思いますが、その辺は個々の趣味にもなってくるのでねw

 

では、みなさん、良いクリスマスを!!

 

メリークリスマス(滅理、来衆益し)!!